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Jan 19, 2018

仮想通貨を手に入れる場所「取引所」と「販売所」の違い|はじめての仮想通貨管理

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GincoMagazine編集部
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この記事のポイント

  • 販売所は仮想通貨に関する仲介業者が、仮想通貨の購入・販売を取り仕切る、質屋のようなもの。
  • 取引所(交換所)は、買いたい人・売りたい人がお互いに注文を出し、価格が合致した際に取引が行われる競り市場のようなもの。
  • 販売所では早く確実に仮想通貨を売買できます。一方、取引所では仮想通貨を安く買い、高く売ることができます。
  • どちらも「仮想通貨を管理するための場所」ではありません。

販売所とは

一般的な意味どおり、販売所とは仮想通貨を販売する場所を指します。

また、販売所は仮想通貨の買い取りも行っており、保有している仮想通貨を円に交換することが可能です。

最もイメージが近いのは質屋さんで、商品(この場合は仮想通貨)の仕入れと販売を1つの店舗で行っているようなものと考えてください。

販売所にはそれを運営する企業がいますから、

・売買の相手が運営企業だと分かる
・商品としての販売価格どおりの値段で確実に購入できる

という特徴があります。

販売所の運営企業は、仕入額と販売額の差額で利益を得ます。

私たち一般のお客からすると、そのマージン分だけ購入時は割高で販売時は割安ということになります。

その代わり、欲しい時に欲しい量、確実にその仮想通貨を手に入れられるのが販売所のメリットです。

取引所(交換所)とは

仮想通貨の自由な取引が行われる場所を「取引所」あるいは「交換所」といいます(この記事ではひとくくりに「取引所」と表現します)。

取引所で行われるやり取りは、一般的な「競り」や「株の売買」に近いものになります。

「◯円で、△を、□単位買いたい」という注文と、「◯円で、△を、□単位売りたい」という注文が『板』と呼ばれる注文一覧表に掲載され、マッチした注文から売買が実行されます。

取引所での売買では、

・売買の相手方が分からない(不特定多数の取引参加者間で売買を行う)
・板情報に掲載されている最新最適の価格で売買を行うことができる
・買いたい値段を設定して注文を出すことができる

といった特徴があります。

取引所は売買の手数料で利益を出していますが、販売所のように仲介はしていないためマージンが発生しません。

そのため、販売所に比べて安く購入し、高く売却することが可能です。

また、自分の欲しい値段で注文を出しておけば、相場の変動に応じてその値段で購入することができます。

ただし、それらの売買は「売りたい/買いたい」と思う取引の相手方あってのことなので、いつまでも注文が通らなかったり、欲しい量の仮想通貨を手に入れることができなかったりするデメリットがあります。

何を基準に選べばいい?

販売所と取引所にはそれぞれのメリットがありますから、状況に応じて購入方法を選べばいいのですが、「できるだけ安く買って、高く売りたい」という方がほとんどだと思います。

そこで、基本的には以下の3つの観点で、取引所を比較してみてください。

・取引所か販売所か(スプレッドの大きさ)
・手数料の低さ
・注文の通りやすさ(板の厚さ)

取引所か販売所か(スプレッドの大きさ)

ある時点において、購入価格と売却価格の間に発生している価格差のことを「スプレッド」といいます。

取引所でのスプレッドは「取引者同士の需要と供給が一致する一歩手前の価格差」のため、ほとんどが誤差の範囲内となります。

一方、販売所でのスプレッドは「運営企業が買っても売っても儲けを出すための価格差」のため、相場の変動状況に応じて大きく開く場合があります。

特に値動きの最高額と最低額の予測範囲が広いときは、運営企業がスプレッドを大きく設定し、利益を守ろうとします。

一般的に、ビットコイン販売所の「手数料が高い」と言われているのは、このスプレッドの大きさが原因です。

実のところ、純粋にビットコインを売買したいだけの場合、販売所を使うメリットはほとんどありません。

ただし、国内では板での取引ができる通貨の銘柄が少なく、どうしても販売所経由で通貨を購入しなければならない場合もあるでしょう。

また、「どうしてもすぐに手持ちの通貨を手放したい」「どうしてもすぐに購入したい」という場合には販売所で取引すればいい、ということは覚えておいてください。

手数料の低さ

どの取引所でも、購入・売買の注文時には手数料が発生します。

この手数料の額・比率は取引所によって異なりますので、自分に取引所ごとの手数料をよく検討してみてください。

板の厚さ

取引所での売買は全て「買いたい人と売りたい人とのマッチング」です。

そのため、自分の考える値段で買いや売りの注文を出したとき、その注文とマッチする相手方が必要になります。

相手が見つからなければその注文は一向に通らず、いいタイミングを逃すことになってしまいます。

このような、取引所に参加している人の多さ、注文そのものの多さを板の厚さと表現します。

ユーザーが多い取引所ほど、飛び交う注文が多く自分の注文にマッチする相手が見つかりやすい、ということです。

まとめ

今回はみなさんのほとんどが初めて仮想通貨を手に入れた「取引所」と「販売所」についてあらためて簡単にご説明しました。

最後に1つだけお伝えしたいのは、取引所も販売所もあくまで、仮想通貨を売買する場所であって、保管する場所ではない、ということです。

このことについて「はじめての仮想通貨管理」の中で、より深く掘り下げていきたいと思います。

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この記事を書いたライター GincoMagazine編集部
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