Ginco v1.7.0をリリース!ETCなどを新たに対応通貨に追加|Ginco Update


Gincoがv1.7.0にアップデート。Ethereum ClassicとSwissborgに対応いたしました!
株式会社Ginco(本社:東京都渋谷区、代表取締役:森川 夢佑斗)は、同社の提供するクライアント型ウォレット「Ginco」をバージョンアップデート(v1.7.0)しました。
本アップデートにより、新規の対応通貨としてEthereum Classic(ETC)とSwissborg(CHSB)を、Gincoに追加いたしましたのでお知らせします。
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Ethereum Classic(ETC)
時価総額第13位のETCは、日本でも購入できる金融庁ホワイトリスト上の通貨で、後述する誕生の経緯などから根強いファンを有する重要な通貨の1つです。
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Ethereum Classicはその名の通り、Ethereumから分裂して生まれた通貨です。
そのきっかけとなったのは、2016年に発生したThe DAO事件。この事件では、とあるスマートコントラクトコードの脆弱性を突いて当時の金額で約65億円相当のEthereumが不正に送金されました。
これに対し、当時のEthereum開発チームは「ハードフォークによって不正送金が行われる前の状態に戻す」という手段を取ることで解決を図ります。そして最終的にはコミュニティの約90%がこれに賛成し、ハードフォークが実行され不正送金自体が「なかったこと」になりました。
ところが、この対応が中央管理的な介入措置であるとして、あくまで非中央集権的な暗号通貨を目指すコミュニティの一部が反発し、ハードフォークを拒否しました。その結果生まれたのがこの「Ethereum Classic」です。
こうした背景により、Ethereum ClassicとEthereumは基本的にはよく似た仕様ながら、コミュニティの思想を大きく異にする全く別の通貨となっています。
また、それぞれの開発も独自に進められており、かつてEthereumコミュニティが設けていたアップデートを促す機構(ディフィカルティボム)を、Classicコミュニティでは凍結させるなど、方向性の違いがブロックチェーンの仕様にも反映されつつあります。
PoSへの移行を行わず「PoWでのEthereum」を堅守するETCは、将来的にはIoT領域などでの活用を期待されています。
Swissborg(CHSB)
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ブロックチェーン技術を用いたクリプトアセットの資産形成・資産運用プラットフォームを目指すプロジェクトです。
レファレンダムと言われるデジタル投票の機能が通貨に紐付いているほか、AIによるロボアドバイザリー機能を用いて、金融・証券の世界の民主化を目指しています。
計6つのブロックチェーンに対応
今回のアップデートにより、Gincoでは合計6つのブロックチェーンに対応し、それぞれの通貨を取り扱うことができるようになりました。
Gincoでは、これら全てのブロックチェーンに対するノードを自社運用し、ブロックチェーン上のデータを閲覧・利用するAPIを自社開発することで、スピーディな送受金や取引履歴のユーザー名表示といったサービス体験を実現しています。
Gincoのセキュリティについて
対応通貨が増えたことを期に、新たにGincoをご利用いただく方のため、あらためてGincoのセキュリティについてご説明いたします。
Gincoはクライアント型のウォレットのため、Ginco内のすべての資産の秘密鍵はお客様の端末内でのみ保管されており、弊社のサーバー等に情報が送信されることはありません。もちろん、端末内の秘密鍵もOSの保証する安全な領域に暗号化されております。
また、お客様の手元に配信されるGincoアプリのリリース権限は、弊社の事業に責任を有する役員のみが保有しています。
いかなる場合においても、それ以外のメンバーがアプリプラットフォーム(AppStoreやPlayStore)に直接コードを反映させ、皆様に不正なソースコードを含むアプリを配信させる事はありませんので、ご安心ください。
今回のアップデートで新たに追加した通貨は、秘密鍵の生成・利用などの基本仕様がEthereumをベースにしています。そのため、これらの通貨については既存のGincoの仕様に則った高いセキュリティを施しております。
尚、Gincoアプリのセキュリティの詳細については、以下の記事からもご確認いただけます。
Gincoのセキュリティについて

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