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Jun 04, 2018

Ginco、ウォレット事業者として初のマイニング事業進出。モンゴルに子会社を設立しました

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GincoMagazine編集部
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モンゴルにマイニング事業の拠点となる子会社を設立

株式会社Ginco(本社:東京都渋谷区、代表取締役:森川 夢佑斗)は、ブロックチェーン技術の普及と、ウォレット内の資産の安全性や利便性のさらなる向上のため、マイニング事業に進出し、2018年5月23日にモンゴルに子会社「Ginco Mongol(本社:モンゴル・ウランバートル、代表取締役:古林侑真)」を設立しました。

ウォレットを提供する企業がマイニング事業に進出する、世界初の試み

ブロックチェーンの根幹となるのが「ウォレットによる安全な資産管理と個人間送金」と「マイニングによるネットワークの維持」という2つの技術です。しかし、この2つは技術・ビジネスとして異なる領域にあり、それぞれを統合した「一般向けのサービス」を提供する事業者はいませんでした。

仮想通貨のハッキングやブロックチェーンに対する攻撃といった問題の多くは、この2つが一般の方の手に届かない「専門的な技術」となってしまっていることに根本的な原因があります。

このたび発表したGinco Mongolのマイニング事業では、お客様の資産活用オプションとして、マイニングに参加するためのサービスを複数構築し、より多くの方にブロックチェーン技術に触れていただく機会を提供してまいります。

なぜGincoがマイニングに参入するのか

Gincoは「次世代の価値交換のプラットフォームを創造し、お客様と資産の関係を変える」ことを目的に、ブロックチェーンへの窓口となる仮想通貨ウォレットサービスの提供を行ってきました。

仮想通貨のマイニングは、資産が記録されるブロックチェーンそのものを健全に保つもので、ブロックチェーンに関わる全てを支える取り組みです。

Gincoはマイニング事業に参入することにより、誰でも気軽にマイニングに参加できる環境を実現します。また、通貨の入手・保管・利用を一元化することでシナジーを生み出し、日本におけるブロックチェーン業界の底上げに貢献してまいります。

モンゴルでマイニング事業を行う理由

マイニング事業を収益化する際のポイント

ビットコインやライトコインなどの場合、大量のマシンを導入してマイニングを行いますが、マシンパワーは1台あたり固定のため、発生するコストを極力抑えることが、事業の収益性を左右します。

マイニング事業収益化のポイント

ランニングコストと初期コストを抑える上で重要になるのは、以下の3つのポイントです。

電力供給(定格電圧・電気代・冷却)

現在開発されているマイニングマシン(ASIC)は、その多くが中国製で220Vの電圧が推奨されており、国内での一般的な定格電圧は100Vで、特殊な工事を行うか、変圧器を導入する必要があります。

また、マイニングマシンを稼働させるためには大量の電力が必要となります。さらに、マイニングマシンは24時間365日稼働するので、マシンの冷却に別途電力を必要とします。

マイニング施設の経営コスト

マイニングマシンを稼働させる上でかかるランニングコストは、電気代だけではありません。マシンを設置する建物の家賃、マシンをネットワークに接続するための通信費、メンテナンスや設備の監視を行うための人件費があります。

マイニングに関係する規制環境

仮想通貨やマイニングに対する政府の姿勢は様々ですが、規制や税制は事業経営に大きな影響を及ぼします。

上記3点を考えると、日本国内の環境はマイニング事業を行う上で極めて不利で、中国のマイニング環境も少しずつ厳しいものになりつつあります。そんな中、今最もマイニングに適しているとされているのがモンゴルです。

モンゴルがマイニングに最適な土地である3つの理由

電力供給の条件がマイニングマシンに適している

モンゴルで供給されている電力の定格電圧は、一般で220V、工業用で380Vとなっています。このため、マイニングマシンを稼働させる上では、特殊な工事をしたり、変圧器を導入することなく、既存の回線で最適な電圧の供給をすることが可能です。

また、モンゴルの電気代は1kWhあたり7円台となっており、日本の2分の1程度となっています。気候面でも、亜寒帯に属し年平均気温が-0.7℃のモンゴルでは、年間を通して寒冷で、容易にマシンの冷却を行うことが可能です。

土地代と人件費を抑えてマイニング施設を運営できる

国内事業者の1つがマイニングファームを運営している金沢と比較した場合、約2分の1程度の家賃相場のため、比較的安価にマイニング施設を運営することが可能です。また、月平均所得も低く、マシンの保守・管理に必要な人件費を抑えることが可能です。

仮想通貨に好意的な規制環境である

モンゴルは、ブロックチェーン技術に対して非常に好意的で、自由に事業を展開していくことができます。さらに、TOSという独自通貨を発行することが発表されていて、これには、元国会議員なども参画しています。

モンゴルでマイニングを行う意味

Ginco Mongolの事業展開について

Gincoが立ち上げたモンゴルの現地法人「Ginco Mongol」では、モンゴル地場の協力企業と緊密な連携のもと、国内外で以下のサービスを展開しており、現地ではすでにマシンが稼働しています。今後も利用者の拡大にともなって、設備を拡大し、現地企業との連携を強化してまいります。

現在Ginco Mongolが提供しているサービス

マイニングマシンの販売

マイニングマシンの仕入れと卸売りを行い、マイニングマシンを入手したいとお考えのお客様に提供いたします。

商品のラインナップとして、現在はBitmain社が製造する「Antminer」シリーズや、AMD社が製造するGPUなどをご準備いたします。

マイニング設備のハウジング

お客様がお持ちのマイニングマシンを稼働させる環境を、マイニング効率の高いモンゴル国内で構築します。

電気設備の構築や、空気循環のためのリフォームなど、マシンを効率的に稼働させる上で、最適な環境をご手配いたします。

マイニングマシンの運用代行

お客様のマイニングマシンをモンゴル国内で保守・運用し、マシンの状態を維持・管理いたします。

また、上記3つのサービスを複合して、専門知識がない方であってもすぐにマイニングに参画できるワンストップサービスを提供してまいります。

ビジネスモデル

クラウドマイニングとウォレットとのシームレスな接続を予定

マイニング事業の拡大にともなって、Gincoのウォレットを通じて、利用者の皆様が直接マイニングに参加し利益を得る、世界初のクライアント型ウォレット直結のクラウドマイニングサービスの提供を予定しています。

ウォレット直結型クラウドマイニングは、ご利用希望者がすぐに参加できる気軽なマイニングサービスとなるだけでなく、今後導入が予定されているPoSなどの保有量ベースのコンセンサスアルゴリズムにおいて、競争優位性を発揮するマイニングモデルとなります。

Ginco Mongolのマイニング事業に関するお問い合わせについて

現在、Ginco Mongolは主に「マイニングに参加したい」「マイニングマシンを購入したい」「マイニング効率のいい環境でマシンを動かしたい」というご要望をお持ちの法人・個人投資家の皆様に向けて、サービスを提供しております。

ご興味のある方は以下の担当窓口までご連絡くださいませ。

担当窓口

担当:代表・古林
E-MAIL:yuma@ginco.io

Ginco Mongol 会社概要

社名:GINCO Mongol LLC(現地登記名)
設立:2018年5月23日
所在地:Door 10, apartment 10, 7th khoroo, 11th khoroolol, sukhbaatar district, Irkutsk street, Ulaanbaatar, Mongolia
代表者:古林 侑真
資本金:10万ドル
事業内容:仮想通貨のマイニング/ハウジングサービス/マイニングマシンの卸販売/クラウドマイニングサービス

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この記事を書いたライター GincoMagazine編集部
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