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Mar 20, 2018

Blockchain Weekly Report|2018,March,Week3

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GincoMagazine編集部
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2018年3月3週のBlockchainおよびEthereumに関連したニュース・トピックを整理しました。

※市況・投資領域、規制・政治領域については、Blockchain全体を、ビジネス・事業領域、プロトコル領域についてはEthereumに注目して、トピックを整理しています。

※各領域についての概要・関係性については、こちらの記事をご覧ください。

ブロックチェーン環境のレイヤー構造

市況・投資領域

市況・投資領域

100,000ほどのビジネスプレイヤーがBitcoin Cashの取扱を開始

2017年8月にビットコインからハードフォークして生まれたビットコインキャッシュは手数料が安く、今後の発展に期待がかかっています。
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Ethereumでは、操作ミスによって、これまでで12,000ETHにあたる金額が失われている

アドレスを打ち込む際のスペルミスといった不注意によって、多くのETHが失われていることが推定されました。
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Coinbaseが税金計算ツールを公開

アメリカでは仮想通貨の売買益は株式の売買と同じ扱いをうけており、税金の対象とされています。
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Coinbaseが新たな通貨を追加するまでのプロセスを公開

Coinbaseは、ユーザーから通貨の追加を依頼されることが多くなったことを理由に、運営体制の透明性を担保してユーザーとの信頼関係を保つための情報を開示しました。
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政治・規制領域

規制・政治領域

Googleが6月から仮想通貨に関連する広告を停止することを発表

なぜGoogleが広告を停止したかについての考察が載せられています。Googleのポリシーに違反した広告が続出した説や、仮想通貨業界にたいして慎重な姿勢を見せているという説についても言及しています。
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アメリカ議会でICOに関するヒアリングが行われる

消費者保護についてや運営の透明性についての質問があがっており、米国議会でもブロックチェーンに対する興味が強いことをうかがい知ることができます。
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フランス当局は仮想通貨に関連する15webサービスをブラックリストにあげる

フランス金融市場庁(AMF)は消費者保護のための声掛けや規制に積極的な姿勢を見せているようです。
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大型ICOを遂げたプロジェクトの多くが、SECの召喚状に対して静観の姿勢を崩さず

BancorやEOSといった注目度の大きいプロジェクトの今後の対応に注目が集まっています。
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韓国当局が3つの仮想通貨取引所に対して、着服疑いで捜査を実施

韓国では仮想通貨に対しての規制を緩和する方針をみせつつも、悪質な業者に対する捜査にも力をいれています。
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プエルトリコでブロックチェーン系スタートアップを集めるための新しい諮問評議会が設立

ブロックチェーンを利用した起業家や有識者を誘致し、スタートアップを集めるための環境を積極的に整えています。
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ビジネス・事業領域

ビジネス・事業領域

新しいプロジェクトとホワイトペーパー

JPモルガンが「Quorum」と呼ばれるブロックチェーンプロジェクトを公開

金融業界に適したイーサリアムをベースとした分散型台帳プロトコルがGitHubで公開されており、誰でも確認することができます。
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イーサリアムの生態系に貢献するようなプロジェクトを共有しあうコミュニティ「ETHPrize」設立

ETHPrizeはイーサリアムコミュニティーが直面する問題を探し出し、解決した者に報酬を与えるプロジェクトです。
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ETHのやりとりを視覚的に見やすくした「EtherVis」リリース

イーサリアムブロックチェーンのアドレスを視覚化し、送金の流れが直感的に把握できるwebサービスがリリースされました。
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世界共通のベーシックインカムを作るプロジェクト、「Circle」の解説動画が公開

Circleは世界共通のベーシックインカムを提供するプロジェクトで、参加者は自分の信頼をベースに取引を行います。
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プロジェクトのアップデートやプレスリリース

Kyber Networkが分散型KYC(Know Your Customer)サービスを提供するTraceto.ioを併合

Traceto.ioを取り入れることによってブロックチェーン内での、より強力なKYCチェックを目指すようです。
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Kyber Networkが分散型仮想通貨交換サービスのPublicBeta版をリリース

デポジット形式でDEXを実現するKyber Networkがサービスを公開。METAMASKなどの主要ウォレットサービスとシームレスな連携を実施。
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革新的なDEXとして注目されているAirSwapのマーケットプレイスが公表

Airswapは検索によって成り立つグローバルトークンマーケットプレイス。
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分散型不動産サービスを提供するPropyが初めての不動産取引をブロックチェーン上で行ったことを公表

propyは今年の始めからバーモンド州と提携して、州でのブロックチェーンの実用化に取り組んでいます。
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Iotを駆使して建造物の場所をブロックチェーン上に組み込むサービス、FOAMが分散型IDサービスを提供するuPortとパートナーシップを締結

このパートナーシップによって、uport identity walletを使いFOAMから直接スマートコントラクトをデプロイしたり、トランザクションに署名することができるようになります。
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ブロックチェーン技術を退職制度に組み入れるActusが1兆ドルもの資産運用を行っているPrudentialとコラボレーション

なおホワイトリストは3/19をもってクローズしたようです。
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分散型映像プラットフォームを目指すLivepeer’sが大まかなロードマップを提示

Livepeer’sは時間はかかるものの、完全な分散型ライブビデオプラットフォームを目指しています。
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BANKEXがスマートコントラクトで解決できない属人的紛争を処理するための訴訟システムをローンチ

BANKEXはClaim Solution Boardという投票システムを用いてあらゆる属人的紛争を解決します。
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Solidityなどの文例集が集められているTruffle Boxを用いてuPortが分散型IDサービスをローンチ

開発者にとって易しい環境を構築することで、よりよいインフラの整備を意図しています。
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BinanceがDEXの開発に着手することを公表

Binanceは公式にパブリックブロックチェーンの開発を表明し、会社という形態から徐々にコミュニティへと移り変わっていくことを発表。
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Augarのセキュリティーチェックが完了

Augarのセキュリティー面について、約4ヶ月に渡るZeppelinの監査が終了。今回、Zeppelinは監査結果をレポートにまとめて公開し、Augurのセキュリティー面が堅固なものだと発表しました。
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注目Dapps

Myhero9

日本のカード型ソーシャルゲームのようなDappsです。仮想通貨を使ってheroキャラクターを作成して、他のプレイヤーとバトルすることができます。先週、バトル機能が実装されてからプレイヤーが急増しています。
公式サイト

YouCollect

固有のデジタル資産を仮想通貨によって購入して管理するDappsです。このプラットフォーム上で購入した様々なデジタル資産は、他の参加者が設定された高額料金を支払わない限り所有権は移りません。
公式サイト

athia

たまごっち風のモンスター育成ゲーム型Dapps。昔のデジモンやモンスターファーム、ソニックのチャオに近いでしょう。卵からモンスターを育成させ、ダークサイドかライトサイドの進化を遂げてバトルなどで活躍させます。最終的にまた卵になり転生を遂げることもあるようです。
公式サイト

プロトコル領域

技術開発領域

Topic

Plasma cashの簡潔なまとめ記事が公開

先週ヴィタリックが発表したPlasmaの改良版、Plasma cashの仕様が確認できます。
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Sharding phase 1のドラフトが公開

スケーラビリティ問題への対応策として注目を浴びるShardingについての仕様の大枠が確認できます。
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イーサリアムのLight Nodeの簡潔なまとめ記事が公開

Light Nodeとは低いスペックのコンピューターでもイーサリアムのクライアントを扱うためのプロトコルです。
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アップデート情報

ERC930:エターナルストレージスタンダード

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注目ERC20通貨動向

Storm(STORM)

透明性の高いクラウドソーシングプラットフォームを構築するStormは、3/12にBinanceに上場を果たしたので50%を上回る成長をみせました。

Binance Coin(BNB)

3/13に新たなDEXを作るためのパブリックチェーンを開発をすることを発表し、Binance coinの価格が急上昇したものの、その後は落ち着きを取り戻しています。

DigixDAO(DGD)

他の通貨が低成長をする中で、一つだけ成長を遂げたのがDigixDAOです。通常、不景気の際に金へ投資資金が流れるのは定石ですが、ここのところ伸び悩む仮想通貨市場でも同様に、価値が金に紐付いたDigixDAOへの買い注文が増えたのではないかと思われます。

ERC20通貨動向
数値参照:Eidoo

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この記事を書いたライター GincoMagazine編集部
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